はじめに
「動画は出したけど、思ったより反応がなかった」
「作っ動画を誰も活用してくれない」
「なんかフワッとしすぎて伝わらない気がする」など、
せっかく動画を作ったのに効果があまり実感できない。そんな経験、ありませんか?

私は、広告制作やテレビCMの現場を経て、企業広報として数々の動画を企画・演出してきました。その中で気づいたのは、広報動画には“惜しいミス”がけっこう多いということ。
プロの撮影や編集をしていても、
「伝わる動画」にならない原因は、実は最初の段階やちょっとした思い込みに潜んでいるのです。
今回は、そんなよくある“もったいない広報動画の落とし穴”をまとめました。
あなたの会社の動画も、ちょっとした視点で劇的に効果が変わるかもしれません。

映像制作会社を経て、大手企業でインハウスデザイナーを務める。動画を活用した広報施策を多数企画・推進。YouTubeチャンネルの収益化や、社内動画チーム立ち上げを経験。現在は動画制作で独立し企業の広報支援を行っている。
01|「とりあえず動画作ろう」から始まる
広報でよくあるのが、「動画、そろそろ作った方がいいよね」という空気からスタートするパターン。
実はこれ、“目的のない動画”になりやすい典型例です。

📌ありがちな展開:
- 動画は完成したけど、誰に何を伝えたかったのかよく分からない
- 見た目はきれい。でも見た人の反応がない
- 「で、どう使えばいいの?」と社内で戸惑う
🔧改善のヒント:
- 誰に見てほしいのか?
- 見たあと、どう感じて、どう動いてほしいか
この2つを明確にしてから企画を始めると、動画の「芯」ができます。
目的をはっきりとさせてから動画制作を始めましょう。
📌 ご相談受付中
「なんとなく動画を作ることになってしまった…」という広報ご担当者様へ。
企画段階のご相談からでもお受けしています。
「動画の目的整理」から、一緒に進めましょう。
02|出演者は“社歴順”で決めがち
出演者を「社歴が長いから」「役職があるから」という理由で選ぶと、情報としては正しくても、感情が伝わらない動画になることがあります。
📌ありがちな例:
- 話は丁寧だけど、淡々としていて印象に残らない
- 緊張する人が無理に話して、表情が硬い
🔧改善のヒント:
- 表情/声/言葉に“その人らしさ”が出る人を優先
- 役職よりも「リアルに働いている姿」や「エピソード」が本心で語れる人が◎
- 広報が“喋りやすい撮影現場の空気”をつくってあげるのも重要です
この人なら「想いや」「情熱」を伝えられそう、といった視点で出演者の選定をおすすめします。
03|「きれいに撮れていればOK」で終わってしまう
画質やカメラワークが整っていると、なんとなく「いい動画っぽい」気がしますよね。
でもそれだけだと、“見た目だけの動画”で終わってしまいます。
📌ありがちなミス:
- なんとなくおしゃれだけど、印象が薄い
- ストーリーが弱く、途中で離脱される
🔧改善のヒント:
- 「どう魅せるか(演出)」を設計しているかが大事
- メッセージや表情に“温度”があるか?を意識する
- 構成/話し方なども「捉えられ方」を左右します

映画ような象徴的なシーンは、しっかりとした魅せ方(演出)の土台があってからこそ。そこにきれいな映像があわさってはじめて相乗効果を発揮します。
映像もプロの料理人と同じ。見た目より先に「素材自体を良くしよう!」が、cotaly(コタリ)でも最も重視しているころです。
📌 企画演出に特化した動画制作
企業の想いや人の魅力をどう引き出すか。
どう設計すれば、見た人が“行動”してくれるか。
企画と演出に強みを持つ私たちが、目的に合った映像を企画からご一緒します。
04|撮ったあとの“使い方”が決まっていない
撮影と編集が終わると「やった完成だ!」となりがちです。
しかし、「いつ・誰に・どこで・どう届けるか」が決まっていないと、動画は活用されません。
📌ありがちな放置例:
- YouTubeにアップしただけで社内でも誰も知らない
- 社内報で一度出して終わり
- 営業や採用に回す想定がなかった
🔧改善のヒント:
- 最初から「活用シーン」を想定しておく(社内用/SNS/営業ツール など)
- 複数バージョンや短尺版を想定して撮影しておく
- 社内で“動画を使う文化”を育てる工夫も◎
媒体が必ず必要なことから、動画は視聴者に見せることが一番難しいツールの一つです。しかし見せる環境さえ整えば、多くの情報量を多くの人に的確に伝えることができます。
05|社内調整に追われて“本質”がブレる
広報あるあるかもしれませんが、
出演者のスケジュール調整、撮影場所の確保、確認フローがとても大変ですよね…。
確認・修正を重ねていくうちに、本来伝えたいメッセージがおろそかになることも。

📌あるある:
- 「一番伝えたかったこと」が他部署にごっそり削られる
- 出演してもらったから必ず動画に入れて欲しいと要望
- 確認する人が多すぎて方向性がブレる(好みになってくる)
🔧改善のヒント:
- 目的と構成の“軸”をあらかじめ文書で共有しておく
- 最終的な決定権は広報部署が握る
その修正が本当に必要なのか「時には心を鬼にして…(笑」、本来の目的からブレないように判断を下す。私も広報時代に幾度となく「無理難題」「ただの好み」と戦ってきました。しかし正当な理由を論理的に突きつければ反論はほとんどないものです! - 制作会社にも「本質を守りたい部分」は事前に共有を
よい制作会社なら、解決策を必ず提案してくれます。本質さえしっかえり伝えれば、広報担当者が思い付かないようなアイデアも出してくれるはずです。
最後に|もったいない動画にしないために
「見た目はいいけど、印象に残らない」
「がんばったのに、使われない」
そんな“惜しい動画”を減らすには、企画の段階から“目的・ターゲット・見せ方”を言語化しておくことが何より大切です。

動画制作は、ただの発注作業ではなく、
「社内の想いを外に伝える、広報の戦略そのもの」です。
1本の動画が、人を動かす力を持つために。
“ちゃんと伝わる動画”を、一緒に目指しましょう。
🎁 無料特典:ダウンロード
「動画発注前チェックリスト(PDF)」
目的・ターゲット・納期など、相談前にまとめておけるシートです。
社内共有にもお使いください。







